■悪意のあるなしは関係ない

 最上は「ファンの人の事は1個人としてみてる」といい、星野同様、自身の写真をアイコンにしていると「その人のことをあまり認識できず寂しいからです」という理由を挙げていた。また、過去に公式アイコンと同じ写真を使ったなりすましアカウントがあったことにも触れ、プロフィールも真似されたうえ、下品な言葉や他人の悪口が書かれたことについて不快感をあらわにし、「他人の写真を使うという事は、その人のイメージにも繋がるということを認識して欲しいなと思います」と呼びかけた。

 著作権法違反への罰則は「10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金もしくは両方」といわれているが、最上の例では、さらに名誉毀損となる可能性もある。

 一方、神対応を見せたと好評なのがEXILEなどが所属する芸能事務所LDH。LDHは、SNS上での写真の取り扱いについて解説したページを公式サイト内に公開している。

「SNSを利用されている皆さんにお願い」と書かれたこのページには、アーティストや商品の画像をSNSに投稿したり、勝手にグッズを作成したりしているとの報告を受けた運営が、2017年に作成したもので、肖像権や著作権について、具体例を交え、分かりやすく説明している。

 LDHは、アイコン使用は著作権や肖像権の侵害に当たる場合もあるとしたうえで、所属アーティストを好意的に応援している場合にはアイコン使用を許可している。どんな行為がOKかNGを明記し、ある程度の容認をしていることで、「距離感がうまい」とファンからは絶賛されていた。

 アーティストを応援したい、好意を示したいなど、良かれと思ってしたことが、アーティストの権利や名誉を侵害することにつながる場合もある。SNSを利用している人たちは、今一度ルール違反をしていないか確認してみたほうがいいだろう。

あわせて読む:
・斎藤工に星野源『いだてん』超豪華キャストで逆襲なるか?
・最上もが「顔の印象が変わった」と言われる理由を告白!
・高橋優に岡崎体育、あのミュージシャン俳優の注目作は?

  1. 1
  2. 2