■中居にとっての“看板番組”が存続危機に…

 ただ、別の大きな問題が持ち上がっているという。

「実は、番組プロデューサーもスタッフから聞かされて、この盗撮動画の存在を知っていたというんです。しかし、番組スタッフが盗撮をしていたことが明らかになれば、騒動になると思ってしまったのか、プロデューサーは“黙っていろ!”と隠ぺいを指示したと『週刊女性』は報じています」(前出の女性誌記者)

 今回、『週刊女性』の記事では、盗撮だけでなく『金スマ』スタッフの劣悪な労働環境も報じている。ADの労働時間は1日12時間以上が当たり前、家に帰ることができず、1年で最低でも2~3人は辞めていく、といった過酷な状況が明らかになった。

「実は、このプロデューサーの所業は、5年前にも『FRIDAY』(講談社)で報じられたことがあるんです。当時は、『さんまのスーパーからくりTV』の担当だったんですが、番組の仕事が激務すぎて、件のプロデューサーの下で働く制作会社のAD、AP(アシスタントプロデューサー)らが2年で27人辞め、それによって番組が終了に追い込まれたと報じられたんです。

 今回の『週刊女性』の記事では、盗撮犯のADがカメラをセットする画像まで掲載されている。なぜ、そんな画像まであるのか。最近、『金スマ』からは何人かスタッフが辞めたという話もあり、そのルートの可能性もあるのでは、と噂されています。あまりに過酷な労働環境の番組でしたからね……」(放送作家)

 TBSは『週刊女性』の取材に対し、ADの行った盗撮は個人的な行為とし、番組プロデューサーの隠ぺい行為、制作スタッフの劣悪な労働環境についての質問には回答しなかったという。

 前出の女性誌記者は言う。

「このままでは絶対に済まないでしょうね。すでにネットなどでも“MCの中居が番組内で説明すべき”といった声も上がっています。番組作りでも“誠実さ”が最も問われる今の時代、このまま“静観”では、『金スマ』を支持する女性視聴者が離れていくことは間違いない。プロデューサーの隠ぺい疑惑含め、番組サイドは説明責任を果たさないといけないのではと思います。

 中居にとっては、今回の報道は最悪ですよ。今の彼にとって最も大事だと思われる“看板番組”の存続にかかわる不祥事ですからね。他のレギュラー番組、『新・日本男児と中居』(日テレ)と『中居くん決めて!』(TBS系)は深夜番組、『中居正広のニュースな会』(テレビ朝日系)は関東圏と一部地域にしか放送されていない番組で、正直、いつまで続くか分からないでしょう。

 一時期、MCとして栄華を極めた中居も凋落は明らか。いまだ15%を超える高視聴率を叩き出すこともある『金スマ』は、MC業がメインの中居にとって“一丁目一番地”ですからね。この番組が打ち切りなんてことになると、芸能生活の窮地に陥ると思います」

 今回、明るみに出てしまったスタッフの盗撮行為と番組の劣悪な労働環境。『金スマ』MC中居正広は何を思うか!?

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