いまだに収拾の気配を見せない雨上がり決死隊の宮迫博之（４９）とロンドンブーツ１号２号の田村亮（４７）の“闇営業問題”。その渦中で男を上げた、と話題になっているのが『スッキリ』（日本テレビ系）のＭＣ、極楽とんぼの加藤浩次（５０）だ。
反社会勢力の忘年会に参加し、金銭を受け取ったという理由で所属事務所から宮迫は契約解除、田村は無期限謹慎処分を受けていたが、２人は７月２０日に都内で「謝罪会見」。これを受けて、所属事務所側も２２日に会見を開き、会社側の見解と経緯について説明した。
加藤は、事務所の会見前、２２日月曜日朝の『スッキリ』で「みんな我慢してきた。経営陣が変わらないなら俺は辞める」と発言。さらに翌２３日には、同日夕方に会社側と面談し、「取締役が変わらない限り会社を辞めると僕は昨日言ったので、その旨伝えたいと思います」と述べた。
「現在の所属事務所での加藤の立場は言ってみれば“非主流派”です。加藤は北海道出身で、会社本体のお膝元にあたる関西出身ではない。非主流派だと言われる関西以外の芸人たちの中には“会社から冷遇されている”と感じている芸人も少なくないと言われています。そんな芸人たちを本当に救いたいと思っているのが加藤。彼は男気にあふれる先輩として、後輩芸人たちに心から尊敬されています。
加藤は売れる前、東京・中目黒に住んでいたんですが、芸人としての収入がなく、食うのを困っていたところ、アパートの一階にあったバー『Ｖ』でアルバイトをさせてもらい、ご飯も食べさせてもらっていたそうなんです。その後、芸人として売れた後、その世話になったバーが経営不振に陥り、閉店することになった。それを耳にした加藤は“僕がお金を出すので続けてもらえませんか”と出資して、そのバーの実質的オーナーになったんです。でも、加藤はたまに店にフラっと訪れるだけで、店の経営に一切口は出さないそうです。彼は本当に男気にあふれた人間です。今回の件に関しても、立場の弱い売れない芸人のことだけを考えて、覚悟を決めて行動しているのだと思います」（お笑い関係者）
