■気づけばデビュー! ありえないエピソード

「気づけばデビューをしていた」というシンデレラストーリーの最たる例は中山優馬。中山は、ジャニーズ野球大会限定のオーディションで合格し、野球大会に出場した。そしてその2年後、事務所から連絡がきたという。さらに、その2日後には「明朝6時に大阪の梅田に来て」と呼び出され、何も知らされないまま関ジャニ∞のライブ会場へ。そこで「(バックダンサーとして)出るんだよ」と言われ、いきなりステージデビューしたというから驚きだ。

 SixTONESの京本大我も急なデビューを経験していた。ジャニー氏に「YOU、KAT-TUNのコンサートあるから、見にきちゃいなよ」と言われて会場に行くと、「YOUもジャニーズJr.に混ざって、踊っちゃいなよ」と、横浜アリーナのステージに上げられてしまったという。

 King&Princeの平野紫耀は、『まいど!ジャーニィ~』(BSフジ)でデビューの経緯を語った。通っていたダンススクールの先生が偶然ジャニー氏と知り合いだったこともあり、ジャニー氏から「YOU来ちゃいなよ」とスカウトされ、オーディションなしで入所を果たした。

 しかし、ジャニー氏にも意外なうっかりはあるようだ。関ジャニ∞の丸山隆平は、1996年9月、渋谷すばると同じ日にオーディションに合格した。そのまま2人とも雑誌撮影に参加したが、それから半年ほど、丸山へは事務所からの連絡がなかったという。不思議に思った丸山は再度履歴書を送り、2度目のオーディションに臨んだ。そこでジャニー氏から「YOU、受かってるのになんでここにいるの?」と言われた。どうやら、丸山への連絡は忘れられていたようだ。

「YOU来ちゃいなよ」のひと言で人生が180度変わる。もちろんジャニー氏もすごかったが、そのチャンスをつかんだ彼らもすごかった!

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