■大河ドラマと朝ドラが連携?
2つ目の理由、それはNHKの「視聴率アップ大作戦」ではないだろうか。染谷将太は来年の大河ドラマ『麒麟がくる』で織田信長を演じることが発表されている。そう、染谷の朝ドラ起用は来年の大河に向けた壮大な番宣とも考えられるのだ。そう考えると、宮崎駿がモデルという派手な役どころもぴったりだ。
もっと言うと朝ドラの前作『まんぷく』でヒロイン福子(安藤サクラ/33)の夫、萬平を好演した長谷川博己(42)は、この『麒麟がくる』の主人公、明智光秀だ。これまでも朝ドラに出た俳優が大河に抜擢されるという流れはあるにはあったが、染谷や長谷川といった「大物」が朝ドラと大河を行き来するというのは、新しい傾向といえる。結果的に朝ドラの超豪華キャスト化が進み、視聴者にはうれしい時代となってきたようだ。
いずれにせよ『なつぞら』では、来年、織田信長として世をにぎわせること確実の染谷が、宮崎駿という偉人をどう体現するか、しっかり見届けたい。(朝ドラ批評家・半澤則吉)
朝ドラ批評家半澤の朝ドラブログ
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※画像はNHK『なつぞら』番組公式ホームページより