■スキャンダルを起こした淳を事務所が守ってくれた過去

 8月1日、今年6月に自身が起業した会社の設立を受け、淳が都内で記者会見を行い、「(亮は)事務所との交渉の場につくことについて悩んでいるようだった。僕は交渉してほしいと言っているが、結果は本人に任せている」「亮とは毎日電話で話しているけど、感情の起伏が激しいようだ。無理して笑って話しているようにも思える」と、相方の最近の様子について語った。

 また、自身が事務所を辞めるかどうかについては、「僕は事務所に育ててもらったので、事務所にいたいですけど、亮さんがどうなるかは分からないんで。ロンドンブーツというものも守りたい、でも事務所にもいたい。僕の中でも岐路に立たされている。今の事務所でなかったら世の中に出られなかったと思うので、そこは感謝しています」「新事務所設立の予定はまったくない。僕は事務所にお世話になったので。これを機会に新しい事務所になっていくのなら一緒にやっていきたい」と、所属事務所に残留するともとれるコメントを出している。

 淳の辞めないというニュアンスを含んだコメントに対してネットでは、「何だかんだ言っても、事務所のブランドは捨てがたいのかな?」「違うのかも知れないが、淳さんのすべてにズル賢しこさを感じるのは私だけなのか?」「結局は自分への打算にしか見えない会見ですね」といった厳しい声も上がっている。

「淳は事務所に絶対に残るでしょうね。残らざるをえないというか」

 と話すのは、お笑い関係者。その訳をこう続ける。

「今から6年前ですが、芸能界にも深くかかわっていたとされる、半グレ集団の元メンバーが暴露本を出版したんです。当時、『週刊文春』(文藝春秋)がその本の著者にインタビューをし、記事にしたのですが、その『週刊文春』の記事では、その半グレ集団の別の関係者の証言として、淳の名前も挙がったんです。

 若手芸人として売り出し中だった淳が手を出した女性が、その半グレ集団の幹部のもとに駆け込んだといい、このとき、淳は半グレの幹部に謝罪する様子を動画で撮影され、多額の現金を要求されたというんです。この際、所属事務所の上層部が問題解決にすぐに動き、外部にも話が漏れないよう、懸命に動いてくれたそうです。これに対し淳も並々ならぬ恩義を感じているといいます。また、それは大手の芸能プロだからこそできたフォローといえます。

 淳は、事務所上層部に感謝とともに、借りがあるといえる。また淳が事務所を辞めた場合、考えられる最悪の事態として、当時のスキャンダルが蒸し返される可能性もある。だから、相方の亮が事務所を辞めても、淳が辞めるということは絶対にないでしょうね」(前出のお笑い関係者)

 はたしてロンドンブーツ1号2号の今後はどうなってしまうのだろうか――?

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