左から高嶋香帆、麻美ゆま、志村けん、磯山さやか
左から高嶋香帆、麻美ゆま、志村けん、磯山さやか

 先週に続いて、志村けんさんとのトークです。『志村魂2019』&『志村けん笑ショー 2019』。出演者の磯山さやかさんと高嶋香帆ちゃんを交えた“ハーレム座談会”となったんですが、その最中、今公演のスペシャルゲスト・森尾由美さんの話題になるや、聞き捨てならない話が!?

志村「森尾さんとは、23年前に『だいじょうぶだぁ』でコントをしていたんだよな。当時、彼女はアイドルでさ。仕事の打ち上げのあと、俺は彼女の自宅までタクシーで送ったことがあるんだよ」

ゆま「え? それって……」

磯山「詳しく聞かないとね」

志村「なんだよ! 俺は純粋に送らなきゃと思っただけだよ。ところが、なかなか彼女の自宅に着かないんだ。東京から1時間走ってもまだ着かない……で、ようやく俺は“自宅ってどこなの?”と聞いたら、埼玉県の草加市だったんだよ」

高嶋「確かに遠いですね。最初に行き先を聞かなかったんですか?」

志村「いやあ、軽い気持ちで“家まで送るよ”と言ったし、まさか草加市がそんなに遠いとは思わなかったんだ。結局、東京から1時間半ぐらいかかったかな」

ゆま「で、そのあとは?」

志村「大変だったよ~。送るときはアレコレ話をしているから楽しいけど、帰りはタクシーの運転手さんと、また1時間半、車に乗ることになるんだから。最初こそ運転手さんと会話をしていたけど、そのうち話すこともなくなってさ。それが彼女との一番の思い出だね」

磯山「コントの思い出とかじゃなくて!?(笑)」

志村「ああ。家が遠かったという印象が一番だね。コントに関しては、23年ぶりとはいえ、意外とサラッとやってくれるんじゃないかな」

■大きなウンコが登場

ゆま「今回の舞台は、いつも以上に子どもが好きそうなネタも多いですよね」

高嶋「今回は大きなウンコが登場しますよね(笑)」

磯山「ある日、稽古場に行ったら、急に大きなウンコが置いてあって、びっくりしましたよ(笑)」

志村「巨大なウンコあるよ~。ただね、俺が理想としているのは、子どもと年配の方が同時に大爆笑してもらえることなんだよ。まさに一家団欒だよね。巨大ウンコで、年配の方にも大いに笑ってもらいたいね」

ゆま「ウンコネタで一家団欒なんて、ステキです(笑)」

磯山「ウフフ、話は少し変わっちゃいますけど、東京と大阪、名古屋で公演する『志村魂』とは別に、『志村けん笑』は今回、長野県と広島県で公演しますけど、やっぱり、地域によって笑いのツボは違うと思います?」

志村「うーん。最初はそういう心配もしていたけど、実際にやると、ほとんど関係ないね。大阪で公演したときも、お笑いに関して厳しい地域だと聞いていたけど、『志村魂』はものすごく盛り上がったもんな。だから、長野県であれ、広島県であれ、いつも通りにやればいいよ。ただ、広島はちょっと“怖い”というイメージがあるよな(笑)」

ゆま「確かに……方言も“~じゃけん”とか、ちょっと不良っぽいというか。勝手なイメージですけど」

志村「まあな。ただ、俺はかつて広島東洋カープの選手だった小早川毅彦と知り合いで、昔はよく飲んでいたし、最近では『千鳥』の大悟の元ヤンキーの友達が飲食店をやっていて、そこが雰囲気も良くて、飯もうまいと評判なんだよなぁ」

磯山「地方公演のとき、現地で食事をするのも、また楽しみの一つですよね」

高嶋「なんか聞いた話では、広島でお好み焼きのことを“広島焼き”と言ったら怒られるらしいです」

ゆま「どうして?」

高嶋「広島県の人にすれば、お好み焼きは広島が本場で、お好み焼きはお好み焼きであって、それを広島焼きと呼ばれたくないそうです」

志村「なるほどなぁ」

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