IZ*ONE、RocketPunch…韓国で「成り上がった」AKB48出身アイドルの画像
※画像はIZ*ONEの公式インスタグラムアカウント「official_izone」より

 韓国のオーディション番組『PRODUCE48』から生まれたアイドルグループ『IZ*ONE』『Rocket Punch』の日韓合同2グループが、10代の女性を中心に人気を集めている。

『PRODUCE48』は、韓国の音楽専門チャンネル「Mnet」とAKB48グループによる日韓合同のオーディション番組。番組には、韓国の芸能事務所に所属する57人とAKB48グループに所属する39人のアイドル、合計96人のアイドルがデビューを目指して参加した。

「デビューできるメンバーは、視聴者の投票によって選ばれるシステム。投票は韓国からしかすることができないこともあり、心配しながら番組を見ていた日本在住のAKBファンは少なくありませんでした。アイドルに対して、レベルの高いダンスや歌を求める、目の肥えた韓国のアイドルファンを相手に、日本からの参加者たちが苦戦する場面もたびたび見られました」(韓国アイドルに詳しいフリーライター)

 AKB48のプロデューサーである秋元康(61)も、日韓のアイドルのスキルについて「K—POPがプロ野球だとしたら、AKBは高校野球かもしれない」と語っているほど。

 IZ*ONEは『PRODUCE48』で、視聴者投票によって選ばれた選りすぐりの12人のアイドルによるグループ。日本からは3人のメンバーが合格した。

 HKT48のメンバーであり、AKB選抜総選挙では3位に選ばれるほど人気のある宮脇咲良(21)は、IZ*ONEでも人気順位2位という成績で選抜されるなど、韓国でも大人気。

 日本ではかわいらしいキャラクターで売り出していたが、『PRODUCE48』の出演を機に、派手な髪色や大人っぽいメイクにも挑戦。IZ*ONEではビジュアル担当メンバーとして活躍し、韓国や香港、台湾などアジア各国で高い人気を集めている。

「整形大国の韓国では、“宮脇咲良の顔にしてほしい”と、クリニックに駆け込む韓国人ファンも増えているといいます」(前出のフリーライター)

 同じくHKT48から選ばれた矢吹奈子(18)は、2013年に第3期HKTメンバーに合格すると、すぐに選抜メンバーに抜擢。総選挙の最高順位は9位と、HKTの中ではトップクラスの人気を集めたメンバーだ。

「身長150センチと小柄な矢吹ですが、高身長が多い韓国アイドルの中で、逆にその小柄さが目立ち、また、抜群の歌唱力でファンを増やしています」(前同)

 AKB48出身の本田仁美(17)は、2014年に『AKB48 Team8全国一斉オーディション』で栃木代表に合格。2018年の総選挙では82位と、日本での知名度はそれほど高くないメンバーだった。

「ところが、『PRODUCE48』では、持ち前のダンススキルを発揮。韓国人参加者に比べて、ダンススキルの低さが指摘されていた日本人参加者の中にあっても、早い段階でそのダンスの実力を認められました。

 宮脇、矢吹、本田の3人は、HKT、AKBの活動は休止し、IZ*ONEの活動に集中しています。日本では知名度の低かったメンバーも、現在は韓国をはじめ、アジア各国で注目される国際的アイドルに成長していますから、改めてK-POPの世界的な人気を実感しますね」(同)

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