福士蒼汰に中川大志ほか、秋ドラマ残念イケメンはアノ人の画像
左=福士蒼汰・右=中川大志

 2019年の秋クールドラマも、半分が過ぎた。今後、大逆転があるかもしれないが、とりあえず中盤戦、ドラマを盛り上げるイケメン俳優たちの動きが面白い。

 まず、『4分間のマリーゴールド』(TBS系)で、主役の花巻みことを演じている福士蒼汰。 救命士で、しかも他人の手に触れるだけで、その人の死の運命が分かる能力を持っているという設定だ。しかし、福士のまじめさと頭の良さを感じさせる自然体な演技は、超能力関係を「操る」ほうではなく「操る人に振り回される」ほうが断然、合っている。

 前クールの『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS系)はドラマ全体の評価はいまひとつであったが、石原さとみが演じる、むちゃくちゃなオーナーに振り回される伊賀役は素晴らしかった。あの「猛獣使い・バランサー」という伊賀の役割こそ、福士のハマリ役といえるのだ。

 福士が今回ハマらないのは、声の通りの悪さもある。主役を支える二番手の役割なら、そのボソボソ感が味にもなるが、『4分間のマリーゴールド』は物語の繊細さもあり、残念ながらテンションを下げる結果になってしまった。

 そんな福士蒼汰と顔がそっくりといわれている中川大志。こちらは『G線上のあなたと私』(TBS系)の理人役が大好評だ。也映子(波瑠)と幸恵(松下由樹)の年上女性2人にからかわれながらまじめに向き合う姿が、世の女性の母性本能をくすぐりまくっている。

 中川の「愛される後輩感」は、福士の「猛獣使い」とは全然、種類が違うものの、色気と愛嬌をアピールした点では『G線上のあなたと私』で、中川がかなりリード。理人というキャラクターがズルいほどカワイイ、というのもあるのだが。

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