松本人志(ダウンタウン)
松本人志(ダウンタウン)

 9月、TBSの『消えた天才』と『クレイジージャーニー』にヤラセがあったことが立て続けに明らかになり、2番組の打ち切りが決定した。

 11月10日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演したダウンタウン松本人志(56)は、自身が『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)の新局長就任の話題に関連して、「ちょうど番組が1本なくなった。『クレイジージャーニー』が」と、笑いを交えて、レギュラーだった『クレイジージャーニー』の打ち切りに触れた。

「『消えた天才』は内部告発により、ヤラセが発覚しました。昨年6月に就任した、TBSの佐々木卓社長が、不正は許さない、曲がったことが大嫌いだということもあり、『消えた天才』のヤラセが内部から指摘されたとささやかれています。確かに、『消えた天才』はドキュメンタリータッチの番組だけに、今回指摘された『実際の野球シーンの映像を早回しでよりスピードが出ているように見せる』という演出は絶対NG。

 一方、『事前に採取していた昆虫をその場で発見したかのように演出し放送』した『クレイジージャーニー』も、ドキュメンタリータッチな紀行番組的要素はありながらも、あくまでバラエティ番組。演出もある程度の範囲ならOKであるはずが、こちらもあっさり打ち切りが決定してしまったため、TBS内部では“『クレイジージャーニー』が終わるなら、他にも打ち切らなければならない番組はたくさんあるだろ!”と、チクリ合戦の様相を呈しているといいます」(キー局ディレクター)

『消えた天才』と『クレイジージャーニー』のヤラセが指摘された際、ネットでは同局の『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』についても、「これだけTBSのヤラセが問題になってるのにモニタリングは平常運転なのね」「モニタリングとかモロにそうでしょ」といった声が上がっていた。

「確かに『モニタリング』は、素人にドッキリを仕掛けているように見えて、実はエキストラなのではないか、台本があるのではないかという声も上がっています。『クレイジージャーニー』が打ち切りなら、この番組も打ち切りだと言われても仕方ないのかもしれませんね。

 すでにTBS社内では、水面下でのチクリ合戦がバチバチ行われているので、そうした告発を受けて、さまざまな番組でどのように制作しているか徹底調査が始まっているといいます。ヤラセではないですが、人気バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』も、調査の対象になっているのかもしれませんね。同番組は過去に警察沙汰になるなど、トラブルも多いですからね」(前出のキー局ディレクター)

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