■語学力&海外アーティストのコラボ

 昨年5月、BTSのアルバム『LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’』が、アメリカで最も権威のある週間アルバムチャート『ビルボード200』で初登場1位に輝き、大きな話題を呼んだ。

 シングルチャート『Hot 100』では、かつて坂本九の『スキヤキ』が1位を獲得したが、『ビルボード200』での1位獲得はアジア圏のアーティスト初の快挙となった。

 今年9月には、BTSの大ヒット曲『Boy With Luv』が、2020年の『第62回 グラミー賞授賞式のノミネーション候補作』にエントリーされた。

「今やアジア圏のみならず、エンターテインメントの本場であるアメリカでの知名度も高まっています。アメリカでこれだけの人気を得たのは、彼らの語学力によるところも大きい。昨年9月には、BTSメンバーのRM(25)がニューヨークの国連本部で、世界中の若者たちに向けてスピーチを披露しました。スラングも使いこなす流暢な英語でのスピーチは、本当に見事でした。

 K-POPのグループには、BTSのRMのように、1人以上、英語が話せるメンバーがいるのが当たり前になってきています。また、日本語、中国語、タイ語が話せるメンバーがいるグループというのも少なくありません。これも、韓流エンタメの世界戦略に一役買っているでしょうね。嵐でも櫻井翔(37)は、英語でインタビューをする機会が増えているので、彼がそういった役割を果たしていくのかもしれないですね」(前出のライター)

 語学力以外にもポイントがあると、前出のライターは続ける。

「多言語でのSNS展開はもちろんのこと、海外アーティストとのコラボもBTSの人気を後押ししました。来年のグラミー賞にエントリーされた『Boy With Luv』は、アメリカの人気歌手・Halsey(25)とのコラボ曲です。BTSは過去にも、世界的な人気を誇るDJ・Steve Aoki(41)とコラボし、大ヒット曲を生み出しました。また、歌姫・Nicki Minaj(36)とのコラボも話題を呼びましたね。

 BTSのみならず、韓国人女性ラッパー・CL(28)は、グラミー賞を6度も獲得しているThe Black Eyed Peasとコラボしています。嵐をはじめとするジャニーズアイドルが海外で成功を収めるためには、海外の有名アーティストとのコラボも検討すべきではないでしょうか」

 現時点でのBTSと嵐の世界的な人気は、比べるまでもないだろう。来年末の活動休止を前に、嵐は、日本の“国民的アイドル”から“世界的アーティスト”になることはできるのだろうか!?

あわせて読む:
・嵐「YouTube進出」の裏側! 櫻井翔「2年で19年分稼ぐ」衝撃金額
・嵐の公式LINEが延期に!ジャニーズ激怒のフライング大騒動
・二宮和也、「男としてのケジメ」電撃婚に相葉雅紀が困惑?

  1. 1
  2. 2