■ロンブー淳は仮想通貨トラブルに
今年6月発売の『週刊文春』(文藝春秋)では、笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳(45)が、仮想通貨関連のトラブルに巻き込まれたと報じている。
「淳は、昨年2月にTOKYO MXで放送予定だった仮想通貨をテーマにした番組『超ビットミュージアム』に出演。同番組は、仮想通貨事業を手掛ける松宮義仁代表取締役に淳が質問し、仮想通貨への理解を深めていくという内容でしたが、放送直前に仮想通貨取引所の『コインチェック』から巨額の仮想通貨が流出したことを受けてお蔵入りになりました。
ただ、この番組は松宮氏が制作費を出していた持ち込み番組だったようで、松宮氏は放送中止後、無許可で番組を自身の有料会員制サイトにアップロード。松宮氏はその後、約3億3000万円の申告漏れが発覚したりと、問題も多かった。淳は、勝手に動画をネットに流され、自分の知らないところで広告塔になってしまったわけですから、利用された被害者ともいえ、今回ばかりは気の毒ですよね」(芸能記者)
2009年、およそ3万6000人から2405億円もの金をだまし取った「円天詐欺事件」にも芸能人が利用されていた。
「円天」とは電子マネー形式の疑似通貨のことで、10万円以上を預けて会員になると「1年ごとに預けた金額と同額の円天を受け取ることができる」「年利100%の金利が払われる」とされ、受け取った円天は円天市場で利用できるとされていた。また「100万円を預ければ3か月ごとに9万円を支払う」と説明し、多額の出資金も集めていた。
しかし、出資した保証金が戻ってこないどころか、さらに出資を強要された会員がいたことが報道され、円天が「詐欺商法」であることが明らかになった。
「円天は、数多くの芸能人を広告塔として利用し、主催のコンサートに出演させていました。その顔ぶれは、美川憲一(75)や千昌夫(72)、松崎しげる(70)など大物歌手がズラリ。同社は会員を増やすため、1か月に10回以上も、このような豪華なコンサートを開催していました」(前出の芸能記者)
ダマされて広告塔になってしまった芸能人にも注意をしてもらいたいし、こちらも上手い儲け話には十分注意したいものだ。