日本テレビとテレビ朝日が「視聴率三冠」獲得に向けて、しのぎを削る中、その争いにまったく入っていけないのがフジテレビだ。
「元SMAPの木村拓哉(47)が主演を務めた『マスカレード・ホテル』や、長澤まさみ(32)主演の『コンフィデンスマンJP』をはじめとする映画事業、そして関連会社の不動産事業は好調で、グループ全体としては黒字ですが、本業とも言えるテレビ事業は非常に厳しい状況にあるようです……」(民放キー局ディレクター)
各テレビ局は、広告収入の減少による番組制作費の削減に頭を悩ませているが、フジテレビに至っては、今年元日の看板特番にもそれが如実に現れてしまったようだ。
「元旦の朝、テレビをつけると、正月らしいド派手なセットで人気芸人が面白いネタをやっている、フジテレビの正月を象徴する番組『爆笑ヒットパレード』も、今年は予算削減のあおりを大いに受けてしまいました。
番組は基本的には芸人たちが漫才やコントを披露するネタ番組なのですが、合間にはゲームコーナーも行われます。ただ、今年は番組の予算が大幅に削られた結果、ゲームコーナーのセットにかけられる予算はほぼゼロ円になったとかで、背景はブルーのカーテンが垂らされているだけ……。正月の華やかな雰囲気がまったくなかったのには驚きましたね。正月の目玉番組でアレですから、フジテレビは2020年、さらなる制作費カットを迫られるはずです」(前出の民放キー局ディレクター)
今年は東京五輪という国を挙げたイベントも控えている。
「20年続く、朝の情報番組『とくダネ!』も東京五輪終了後に終了するという報道もありました。それ以外の番組でも、五輪後にキャスターやコメンテーター、そしてフリーのアナウンサーをばっさり切るという話も聞こえてきています。そうなると頼れるのが自社の局アナ。そんな窮地のフジテレビを救うとささやかれている3人の女子アナがいるといいます。まず、1人目がミタパンこと三田友梨佳アナ(32)です」(制作会社関係者)