■収録を終えたふかわさんと上出さんにインタビュー
ーー『強KOWAMOTE面2』2本の収録を終えた感想を聞かせてください。
ふかわ 1本目のKEIさんはまったく動じない男性で、どこか壮絶な運命に翻弄されるという方でした。上出さんは見た目は“強面”という感じではありませんが、逆に自ら運命を切り開いて行く方だという印象を受けました。お2人ともヤバさのベクトルがまた違って、大変見ごたえがありました。
ーー2本目の収録で、一番衝撃だったのはどういった点でしょうか?
ふかわ 危ない地域を映しだすスリルと、お皿の上にある『突撃! 隣の晩ごはん』的な平穏さが同居していて、そのコントラストにすごくひかれました。スリルか平穏か、そのどちらかだけでもダメで、ヤバいだけでなくてその2つが同居しているということに衝撃を受けました。「グルメ」とタイトルにあるように、食べ物を通して見えるピースフルな瞬間があって、いろいろな価値観を感じました。
ーー上出さんに伺います。今回の『強KOWAMOTE面2』で改めてご自身のロケを振り返った感想はいかがでしょうか?
上出 危ないことしてるなって……(笑)。
ーーギャングやマフィアの方にも取材をされていますが、「怖い」という感覚はありませんか?
上出 もともとあんまり「怖い」って感じないタイプなんですよ。なので、意識的に怖がろうと思ってます、危ないので。アドレナリンが出ちゃうと、なかなか自分のブレーキがかからないので、「危ないぞ」と自分に言い聞かせてやってますね。
ーー番組づくりで心がけていることは他にはありますか?
上出 あとは上司に嘘をつくことですね(笑)。嘘をつかないと上司に止められてしまうので「危ないことなんて何もないです」と言い張ってます。でも実際に番組見たら怒られてしまうんですけど……。
ーーピリピリしたロケ地も珍しくないと思いますが、スムーズにカメラを回すコツはありますか?
上出 ビビらないこと。これが大事ですね。野犬と対峙するのと同じで、こちらが少しでも警戒すると向こうも吠えてくるんです。ですが、こちらが気合十分で行くと向こうも受け入れてくれる。そこはカメラを回すときに意識してますね。
ーーこれから番組を見る人にメッセージをお願いします。
ふかわ 今度、SPではヨネスケさんがしゃもじを持って現地に向かうというロケの企画書を出しますので、楽しみにしてください。
上出 やりたいですねそれ(笑)。世界のどこに行ってもウケると思います。
ふかわ 師匠のスケジュール次第で、実現しちゃうかもしれませんね、楽しみです(笑)。
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番組では、『ハイパーハードボイルドグルメリポート』を始めたきっかけとして、上出氏が「悪いことをした人は本当に完全に悪い奴なのか。テレビは“そうじゃない何か”を提示する必要があるんじゃないかと思い、悪の最高峰と言われる人に会ってみることにしました」と説明。『強KOWAMOTE面2 限界突破!闇の祭典!ダークワールド2020!』第2回は、2月29日(土)23時00分からCS映画チャンネル「映画・チャンネルNECO」で放送。また、KEI氏が登場する第1回も同日14時より再放送される。
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