佐藤健
佐藤健

 イケメン俳優たちが出演してきたことで知られる『仮面ライダー』シリーズ。WOWOWでも『劇場版 平成仮面ライダー44作品大集合!』が特集され、3月22・28日には佐藤健(30)、福士蒼汰(26)、菅田将暉(27)といった当代きっての色男たちがそろった7作品が先行で放送される。それら7作品での活躍ぶりと名場面を見ていこう。

ヒロと祐基の友情が描く儚い物語『仮面ライダーカブト』

 まずは、“巨大隕石が原因で海が干上がり荒廃した地球”という絶望的な世界を描いた映画『仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』だ。

 主人公の“天道総司”を演じたのは、現在俳優以外にも多岐にわたる活躍をしている水嶋ヒロ(35)。天道は不治の病で長生きできない妹・ひよりを救うため、親友の加賀美新(佐藤祐基)と共に宇宙空間で黒幕と激闘を繰り広げる。

「荒廃した世界だからこそ、水嶋ヒロの圧倒的なイケメンオーラが輝かしい。妹のひよりが結婚式を挙げようとするシーンや、相棒である加賀美とのつかの間の平和な時間がいちいち美しい。クライマックスで副題の『GOD SPEED LOVE』の意味が視聴者に判明するのですが、その際の演出も最高でした。演出が全体的にしんみりとした雰囲気ですので、より一層女性向けの映画に近い作品かもしれません。

 ちなみにこの作品は“世界初の実写で軌道エレベーターが登場した作品”という点でも公開当時、非常に話題になりました。SFが好きな人も1度見てはいかがでしょうか」(映画ライター)

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