平手に焦点を当てて描かれる『Documentary of 欅坂46』

 その平手の“脱退”宣言には、ファンだけでなく業界も騒動となった。

「本来グループを引退する際は“卒業”という言葉を使います。しかし、平手は本人の強い希望で“あえて脱退”と宣言しました。この表現の違いについて、ファンからは“円満に決まらなかったのか”、“本人もつらかったのでは”と、いろいろな意見が寄せられました。

 また平手と共に、低音ボイスが持ち味だった織田奈那(21)も卒業してしまったため、歌の方向性も大きく変わったことが、2月26日の『女性自身』で報じられています」(前同)

 平手の存在は、映画『僕たちの嘘と真実』でもクローズアップされており、映画の予告では平手について“ずば抜けた表現力がある”“そのとき(舞台)によって人格が変わる”メンバーが語っている。

「MVの中で、地面に膝を打ち付ける場面があるんですけど、本当に手加減なくやるので彼女の脚は腫れていった。誰かが強制的にストップをかけないと「まだやります」と言う人だから、もしかしたら壊れるまでやろうとしてるのかなと思いました。「自分の100%はこんなもんじゃない」という気迫がすごか ったですね」

 と、平手主演の映画『響―HIBIKI―』(2018)のエンディング曲『角を曲がる』のMVを担当した月川翔監督は『BRODY』(白夜書房)2月号で語っている。

 そのあまりに異質な存在感で、唯一無二のアイドルとなった平手。『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46』で、彼女はどのように描かれるのか。期待は高まるばかりだ。

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