眞鍋かをりが上京早々駆け込んでスカウトされた場所は吉野家だった

　そうそうとぼくはうなずく。完璧にハーモナイズされた吉野家の牛丼にもし卵をぶち込むなら、それくらいしないと逆におかしい。１８年５月１３日放送の『誰だって波瀾爆笑』（日本テレビ）でも、彼女は「（グラビアアイドルが）集まると野生の世界と一緒」、「（大人しかった自分は）弱肉強肉の一番下（にいた）」と発言していたが、牛丼を食べて忍んで凌いで、食物連鎖の上に昇ったようだ。

　ちなみに『ドンと行こうぜ！』の１５回目には、元モーニング娘。の道重さゆみも出ており、彼女の“ＭＹ吉野家”は「牛肉だけ先に口に頬張る⇒牛肉の味をたしなむ⇒ご飯を口に入れる⇒牛肉とご飯を口の中で絡ませて口の中で『第２の牛丼』を作る！」と、やっぱり不思議ちゃん。道重といえば、１２年１１月に行なわれた当時の「焼鳥つくね丼」発売イベントに、吉野家ファンとして出演。ファンの間では、焼鳥つくね丼は「さゆ丼」とも呼ばれた。

　牛丼値上げのピンチヒッターとして登場した焼鳥つくね丼だったが、実のところ超旨かった。しかし、１３年４月には再び牛丼の値が下がったために終売してしまった。

　さて、変わらぬ自粛モードの中、今宵は吉野家で吉呑みと行こう。あの甘ったるい、緑の瓶のポン酒（新潟長岡の柏露）がイケるんだよね。それもつまみは牛皿じゃダメだ。牛丼並に尽きる！

（取材・文＝鈴木隆祐）

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