乃木坂46「個人PVという実験場」
第6回 乃木坂46の映像作品に『可笑しみ』をもたらした山岸聖太 2/5
■「アイドルへの軽視」をきっかけに意気投合する2人
2015年、2回にわたって企画された「ペアPV」でも、堀未央奈は山岸聖太作品のキープレイヤーとして登場する。11枚目シングル『命は美しい』収録のペアPV『いきすぎた友達』で山岸が担当したのは、堀と「交換留学生」松井玲奈のコンビだった。
https://www.youtube.com/watch?v=4YjAsmBwGTs
(※堀未央奈・松井玲奈ペアPV「いきすぎた友達」予告編)
先行するアイドルグループであるSKE48を率い、乃木坂46のどのメンバーよりも多くの芸能キャリアを積んで新たな場で兼任活動をおこなう松井と、当時まだ実働1年半ほどの堀。この二人をメインキャストにして展開されるのは、同じオーディションに居合わせた初対面の二人がエキセントリックな方法で心を通わせてゆく物語である。