■『イッテQ』企画は好評も

 2007年よりレギュラー出演している『イッテQ』で、現在手越の企画と言えるのは“異国の地でチャラさとは無縁の生活をさせ生きることの本質を問う”「ノーチャラ生活」だけ。

「2018年5月の第1回放送では手越はカンボジアへ行きました。ど派手なシャツで登場したものの、“チャラいものは全て没収”というルールにのっとり、服だけではなくゲーム、スマホ、香水も没収されてしまう。しかし結局、市場で派手なトウガラシ柄のシャツとギラギラのサングラスを購入しチャラ男風の格好に落ち着きます。

 食事として地元の住人にクモを与えられると“俺クモ食べるんだったら6回週刊誌に撮られる方がいい”と自虐しつつもクモを食べたり、手越は圧倒的なタレント力を見せつけるんです。1日を振り返る日記でも“ケータイを1日ピコピコしないなんて100年ぶりぐらいかなぁ〜??”とボヤいたりして、手越は完璧にチャラさを貫きます。それでいて地元の子供とカンボジアのゲームで遊んだり、タライ船に乗って湖を移動したり、そういった地元の生活を楽しむ手越のギャップが視聴者にもウケました」(放送作家)

 2019年2月放送の「ノーチャラ生活」では、フィリピンを訪れた。

「滞在する村に到着し伝統舞踊で歓迎されると、手越も“OK〜!行きましょう!”とテンション高く踊りに参加。“手越が加わるだけで村がクラブになってしまった”とまたもやチャラネタで笑いを誘っていました。フィリピンでは“地元の民族の生活を体験しながら己を見直そう”というテーマで、まずは家作りに挑戦。初めてDIYに挑戦した手越でしたが、村人に教わりながら器用な手つきで“テゴニャンハウス”を完成させました。名産品である藤を使ったイス作りではトゲだらけの藤の木やトンカチを使った慣れない作業に苦戦。それでも日が暮れても作業をやめず、見事なイスを作り上げる真剣な姿が放送されました。チャラさを出しつつも、いろいろな体験をする様子が視聴者にも好印象のようです」(前同)

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