■4月27日 哲学の日 原田まりる
古代ギリシアの哲学者・ソクラテスが、毒杯によって死刑に処されたのが紀元前399年のこの日。ということで、ここではアイドルから哲学の道へ進んだ、異色の美女を取り上げよう。
原田まりるは1985年生まれで、高校卒業後に芸能界へ。2005年度のレース・クイーン・オブ・ザ・イヤーでグランプリを獲得し、2008年にはアイドルグループ・中野風女シスターズに加入。翌年からは風男塾の一員としても活動した。
2013年にグループを卒業、翌年に事務所も退所すると、同年10月に『私の体を鞭打つ言葉』で作家デビューを果たし、以来、物書きや哲学ナビゲーターを主戦場に活動を続けている。
2016年に上梓した『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。』で京都本大賞受賞、昨年発表した著書『ぴぷる』はドラマ化が決定している。アイドルから文筆家へと、華麗なる転身を遂げた彼女だが、実は大学在学時に教授から、本を出すには変わった経歴があると良いと聞き、芸能界を志したというエピソードも。現在の姿こそ、彼女の本領のようだ。