■「2006年ぐらいから辞めようと思った」

 2020年での活動休止を発表している嵐は、「NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター」を務めている。

 しかし、新型コロナウイルスの影響で、東京五輪も1年程度延期することが発表された。

「3月31日発売の『女性自身』の報道では、嵐の活動を2020年末ではなく、年度末の2021年3月まで、3か月間延長するという案が浮上してきているといいます。NHKとしては来春までは五輪の顔として、嵐にスペシャルナビゲーターを務めてほしいと考えているようですね。ただ、リーダーの大野智(39)は活動を延期することについて、なかなか首をタテに振らないのではないでしょうか。嵐の活動休止は、大野の“自由な生活がしてみたい”という思いから決まったことですからね」(前出の芸能記者)

 2019年12月31日からNetflixで配信が始まった、嵐のドキュメンタリー番組『ARASHIʼs Diary-Voyage-』で、大野は「会見では3年前ぐらいから(辞めたい)とか言ってるけど、10年以上前からだからね」と語っている。

 大野の「自由な生活がしてみたい」という言葉を受け、嵐の5人は2017年6月より話し合いを続け、2018年12月に事務所幹部にも報告。関係者も交えた協議の末、2020年末で活動休止することが決定した。

「大野は2014年11月にNHKで放送された特番『嵐 15年目の告白~LIVE&DOCUMENT~』でも“2006年ぐらいから、正直(事務所を)辞めようと思った”と話しています。この番組でも“単純に自由になりたいみたいな感じ”と、気持ちを吐露しています。

 そう考えると2006年から2020年の14年間、約5000日にわたって大野は嵐を続けることに葛藤していたのでしょう。ただ、嵐の集大成となる11月3日の嵐の日の国立競技場でのコンサート、さらに来年の東京五輪の開催も絶望的とも言えそうな状況になってきましたね……」(芸能プロ関係者)

  1. 1
  2. 2
  3. 3