木村拓哉、松本潤
木村拓哉、松本潤

 木村拓哉(47)のインタビューが、5月2日発売の生活情報誌『ESSE』(扶桑社)に掲載された。同誌で初めての男性単独表紙を飾った木村。インタビューでは、自身の転換点についても話している。

「木村は、10代の頃に“エンターテインメントの仕事を誰よりもなめてたし、軽く思っていた”そうです。そんな木村を変えたのが、舞台演出家の蜷川幸雄さんだと語っています」(女性誌記者)

 蜷川さんは、日本を代表する舞台演出家として現代劇からギリシャ悲劇やシェイクスピア、チェーホフなど海外の古典まで多岐にわたって演出。『オレステス』や『ロミオとジュリエット』など、数多くの名作と呼ばれた舞台に携わり、2016年5月に亡くなった。昨年7年に逝去したジャニー喜多川氏とも、親交が深く、ジャニー氏が蜷川さんにタレントを紹介。そこから出演が決まることもあったという。

 木村も16歳のとき、ジャニー氏から蜷川さんに紹介され、1989年、舞台『盲導犬』に出演。これが木村の俳優デビューとなった。

「木村は、今回のインタビューや、以前出演したトーク番組でも話していたのですが、蜷川さんからの“もう1回!”という言葉が印象に残っているようです。最初は、演技を見ずに“もう1回”と言われたといいます。ひどいときは、10日間以上、“もう1回!”と言われ続け、ダメ出しの連続だったそうです。

 木村は以前から、蜷川さんがいなかったら、この仕事は続けていない、と話しています。俳優デビューでいきなり、蜷川さんの厳しい指導を受けたからこそ、今日の木村拓哉がいるんでしょうね」(前同)

 蜷川さんが演出した舞台『白夜の女騎士』、『あゝ、荒野』で主演した松本潤(36)も、蜷川さんから厳しい言葉を投げかけられている。

「松本は、トーク番組で『白夜の女騎士』に出演した際、“この不感症が!”と言われるなど、ものすごく怒られたと明かしています。松本は、同作について“全然できなかった”と力不足を痛感。『あゝ、荒野』で再び蜷川演出の舞台に出ますが、相当頑張ったのでしょう。そのときの初日上演前の取材で、蜷川さんから“とても練習して、よくやりましたよ。だてにアイドルじゃない”と褒められるほどになったそうです。松本の俳優人生において、これほど励みになった言葉はなかったのではないでしょうか」(芸能記者)

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