■二宮は“心中”を持ちかけられた?

 蜷川さんが監督を務めた2003年の映画『青の炎』、そして翌年の舞台『シブヤから遠く離れて』に主演したのが嵐の二宮和也(36)。二宮は蜷川さんから気に入られ、とんでもないことを持ちかけられたという。

「蜷川さんは、『青の炎』でタッグを組んだときに、二宮さんを気に入って、『シブヤから遠く離れて』の主演は早い段階で決まっていたといいます。二宮さんは以前、バラエティ番組で、蜷川さんはから、“一緒に死のう”と言われたと明かしました。蜷川さんは、よほど二宮さんを気に入っていたのでしょうか。二宮さんも、別のバラエティ番組で、この舞台を人生の大一番に挙げるほど、印象に残っている、と話しています。心中覚悟で舞台を作る――この経験が、名優・二宮和也を作ったと言っても過言ではないでしょう」(ワイドショー関係者)

 2015年、第38回日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞と最優秀助演男優賞をダブル受賞したV6岡田准一(39)。今や日本を代表する俳優となった岡田も、蜷川さんからの金言を受けている。

「岡田さんは、2003年の舞台『エレクトラ』で蜷川演出を経験。そのとき蜷川さんは、“枠にはまるな、壊せ壊せ、自分はなんだってチャレンジした”との言葉をかけたそうです。蜷川さんの追悼コメントでも、この言葉を出していましたから、岡田さんにとって大事な宝物みたいな言葉だったのでしょうね」(前同)

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