■『報ステ』現場でクラスター発生……

 テレビ朝日では4月11日、『報道ステーション』のメインキャスターを務めている富川悠太アナ(43)が、新型コロナウイルスに感染していることが発覚。その後、複数の番組スタッフも感染していることが明らかになり、『報ステ』の制作現場でクラスターが発生したことが波紋を広げたことも記憶に新しい。

「NHKやTBSなど、多くのテレビ局が4月1日や2日の時点で番組撮影の中止を発表しましたが、テレビ朝日では4月3日の段階で、収録を中止する番組は“個別に判断していく”と発表。その後、公式アナウンスはないもののドラマの撮影を全面的に中止するに至ったのは、4月6日だったといいます。

 テレ朝はかなり強気の姿勢で撮影をしていて、4月6日の週まで各番組の“プロデューサー判断”で、収録やロケをガンガンやっていたんです。富川アナの感染発覚でようやく本格的な対応に踏み切ったという経緯があり、他局に比べて感染拡大防止への意識が低かったと指摘されても仕方がありません」(民放キー局ディレクター)

 テレビ朝日の朝の情報番組『グッド!モーニング』で、新型コロナウイルのPCR検査についての取材に応じた医師が、5月7日の放送で「編集で取材内容とはかなり異なった報道をされてしまい、放送を見て正直愕然としました」とSNSに投稿。

 これを受け、5月12日の放送ではメインキャスターを務める坪井直樹アナ(50)が「ここで番組からご報告があります」と切り出し、謝罪と訂正報道を行った。

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