■大下アナ抜擢で企業イメージをアップさせたい?

 前出の民放キー局ディレクターは続ける。

「テレビ朝日ホールディングスはずっと株価が下落していっているんです。ここ2年でも2018年4月に2500円あったのが、今年の2月には2000円を割り込み、コロナの影響かさらに下落。現在は、なんとか1500円台を保っているような状況です。『報ステ』でのクラスター発生で本社ビルを3日間も閉鎖し消毒作業を行ったこと、『グッド!モーニング』の一件など、会社のイメージの低下は著しく、さらに株価は落ちるのかもしれませんね。株価のためだけではありませんが、テレビ朝日としては企業イメージの向上を図るため、経営面での若返り人事に踏み切ったともささやかれています」

『アメトーーク!』の加地氏、『ドクターX』の内山氏も若く、確かに若返り人事といえるのだろうが、「大下アナはその2人とは少し違うのでは」と前出の民放キー局ディレクターは言う。

「DVDの売り上げも好調で、一時期は週に2回も放送されていた大人気番組『アメトーーク!』を担当する加地さん、米倉涼子さん(44)と公私ともに交流があり、再放送でも高視聴率が期待できる超ヒットドラマ『ドクターX』シリーズを手掛けている内山さんは、ともにドル箱コンテンツを生み出し、会社に莫大な利益をもたらしています。そして、『アメトーーク!』、『ドクターX』に共通しているのは、今後も継続できるということです。莫大な利益を生み出し続けることができる、それは企業にとっては何よりありがたいこと。やはり役員になるには、人気のあるコンテンツを作るだけは足りないと言えると思います。

 一方、大下アナは分かりやすい利益を生み出しているわけではありませんが、アナウンサーとしての能力が高いだけでなく、テレビ朝日の会長とも懇意の関係。彼女を役員待遇に抜擢すれば“女性が活躍できる会社”とテレビ朝日のイメージアップにもつながるでしょう。新型コロナウイルスへの諸々の対応で窮地に立たされているテレビ朝日にあって、大下アナの抜擢は、加地さん、内山さん以上に対外イメージ向上につながる人事だと言えるのではないでしょうか」(前同)

 6月26日付で役員待遇となる大下アナが、テレビ朝日のイメージアップに大貢献する!?

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