きゃりーぱみゅぱみゅ
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 検察官の定年延長などを盛り込んだ『検察庁法改正案』の成立が、今国会で見送られることが、5月18日に発表された。同法案については、今月8日ごろから「#検察庁法改正案に抗議します」(以下『抗議タグ』)というハッシュタグがツイッターにあふれ、大きな話題となっていた。

 法案の内容は「特例規定として内閣や法務大臣の判断で検察幹部らの定年延長を最長3年まで可能にする」というもので、18日の『NHKニュース』では、東京地検特捜部OB38人が「検察権の行使に政治的な影響が及ぶことが強く懸念される」という意見書を、法務省に提出したことも明かされている。

 また、この採決をコロナ禍にある状況で行ったことも、「どさくさにまぎれた火事場泥棒」と野党から批判の声が上がっていた。

 内閣の判断で検察トップの定年延長が可能になる、ということが”国家権力の乱用””独裁につながる”ということで沸き上がった『抗議タグ』運動だったが、普段は政治発言をほとんどしない、歌手やタレントが続々と発言し、さらに注目を集めていた。

きゃりーぱみゅぱみゅ(27)も10日に抗議タグを、ネットに出回っていた、法案の問題点を“恋愛ドラマの人物相関図風”に再現した画像と一緒にツイートしました。“いいね!”が、10万超えしました。同時にファン同士で意見が割れて、大炎上になり、該当ツイートは本人によって削除されました」(Webライター)

 ある政治評論家が、きゃりーに対して、

「歌手やってて、知らないかも知れないけど、検察庁法改正案は国家公務員の定年を65歳で揃えるため。安倍政権の言いなりになるみたいな陰謀論が幅をきかせているけど、内閣が検察庁を直接指揮することなどできません。デタラメな噂に騙されないようにね。歌、頑張って下さい」

 とツイート。この「歌手やってて知らない」発言がファンの逆鱗に触れ、さらなる騒動の拡大につながったという。

「きゃりーもこの投稿に対して“相当失礼ですよ、、、”と返信していました。また、抗議ツイートを削除した後、11日には“自分なりに調べた中で思ったのは今コロナの件で国民が大変な時に今急いで動く必要があるのか、自分たちの未来を守りたい。自分たちで守るべきだと思い呟きました”“ファンの人同士での私の意見が割れて、激論が繰り広げられていて悲しくなり消去させて頂きました”

 と、抗議タグの投稿と、削除した理由を説明。これについても、“勇気を出して投稿してくれた”“声を上げるのは大事”とする人がいた一方で、“ファンのせいにするな”“理解せずに、ノリで投稿したのかよ”と、批判の声も多いですね。19日の時点で、賛否合わせて7300超の反応が寄せられています」(前同)

 きゃりーのツイートに対して著名人からは、12日深夜の『火曜JUNK爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)で太田光(55)は「納税者でちゃんと税金払ってるから、政治に口出したっていいじゃねえか」とフォローしていた。

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