■ファンも大野の意思を尊重

 ファンも大野の気持ちを汲んでいるという。

「嵐の楽曲『Love so sweet』や『Monster』の作詞を手掛けたSPINこと音楽プロデューサーの井上純氏が、5月12日頃に、嵐の活動を“オリンピックと一緒に1年延期して欲しい”との旨の投稿をツイッターにしたんです。この投稿にファンが“大野くんの重い決断を軽く扱わないでほしかったです”や“命懸けの決断の重さも尊重して頂きたいもんです”といったコメントが押し寄せ、井上氏はツイートを削除したようです。ファンからしてみれば、1年以上メンバーたちが話し合って出した結論が尊重されていない、と思えるツイートに憤りを覚えてしまったのでしょうね」(WEB編集者)

 芸能プロ関係者は語る。

「元気そうに見える大野ですが、彼はもう10年以上前から“辞めたい”と思っていました。心身ともに限界で、なんとかここまで続けてきた彼に再度、活動休止の先延ばしを要求するのは、あまりにも酷なことでしょう。ただやはり、NHKもジャニーズもできることなら、嵐に東京オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーターだけはそのまま務めてもらいたい。そのため、予定通り2020年末で活動を休止して、東京五輪のときだけピンポイントで復活するという案が出てきているんです。

 二宮和也(36)が以前バラエティ番組で、嵐は“1人がやりたくないって言ったものは絶対にやらない”と語っていましたが、それが彼らが何かを決断する際のルールだといいます。活動延長ですと、12月31日までと思ってギリギリの状態で頑張ってきた大野が納得はできないでしょうし、大野がそう主張すれば、他のメンバーは彼の意見を尊重するでしょう。

 しかし、メンバー5人で決めた約束通り、嵐は今年いっぱいで活動は休止し、来夏、東京五輪のときだけ、ピンポイントで復活する。それなら、年明けから東京五輪まで大野はプレッシャーから解放され、体も休ませことができる。それで復活も一時なら、負担も少なく、大野も受け入れやすいのではないでしょうか」

 嵐のピンポイント復活案は、テレビ局の改編にもかかわっているという。

「新型コロナウイルスの影響で、4月から放送開始予定だったドラマやバラエティの放送開始が遅れるなどスケジュールがめちゃくちゃになっています。その影響で番組の評価ができず、秋の改編は各局できなさそうなんです。秋の改編がない代わりに、2021年の1月に大型改編を行うのはとささやかれていますが、これには嵐の活動休止もかかわっているといいます」(前同)

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