■存在した証を残したかった

 1つ目の夢は、“子供”についてだった。当初は「独身でも不自由はない」「一人でいるのが好き」と話していたが、浜田の「志村けんのDNAは残さないとダメですよ」という発言にふれ、次のように話を展開していた。

「“二世タレントは苦労する”と話しながらも、“DNAとかじゃなく、俺が存在したという証は欲しい”と、子宝を願うような発言をしていました。同時に、女性と付き合っても長続きしない、という悩みも打ち明けていましたね」(テレビ専門誌記者)

 志村さんは02年に著書『変なおじさん【完全版】』(新潮文庫)で、19歳当時、同棲していた恋人との間に子供を授かったものの、周囲の反対や経済的な事情から、恋人との関係が終わってしまったことを明かしている。恋人や子供の消息は不明だ。

「4月30日の『女性セブン』(小学館)で志村さんの知人が明かした話によると、50歳前後になって“自分の子供と一緒に酒を飲んでみたいなぁ” “クラブやガールズバーにも一緒に行きたい”と、たびたび話していたそうです。バカ殿二世、見てみたかったですね……」(前同)

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