■“お台場の帝王”はアンタッチャブル
フジテレビでは、今や“お台場の帝王”となった坂上忍(52)の番組が、ゾンビになろうとしているとか。制作会社ディレクターはこう言う。
「まずいのは『坂上どうぶつ王国』です。坂上さんの他の番組、『バイキング』と『直撃!シンソウ坂上』(ともにフジ系)の調子が良いため、打ち切りを持ち出せないといいますね。横並びが、不調で打ち切り説が強い『爆報!THEフライデー』なので、それは上回るときもあるそうですが、金曜のゴールデン番組としては力不足という評価。
2019年4月からレギュラー放送が始まった同番組ですが、実は視聴率の深刻低迷で開始3か月ほどでフジの幹部が坂上さんに新番組の企画を提案しに行ったこともあったそうです。しかし、坂上さんは激怒して拒否。というのも、『坂上どうぶつ王国』で出てくるロケ地は、坂上さんが自腹で購入した土地で、坂上さんは“こっちは腹決めて、自費で土地を買って人生かけてやってるのに、たった3か月で『打ち切りましょう』ってどういうことだ!”と怒り心頭だったそうです。
坂上さんは今やフジテレビの絶対君主。しかも、坂上さんの中で『坂上どうぶつ王国』が一番、やりたい番組だそうです。なので視聴率が多少良くない程度では、『坂上どうぶつ王国』が終了することはないでしょうね」
このように、さまざまなゾンビ化懸念番組があるが、今秋の改編がなくなれば、チャンスも生まれるという。
「大幅リニューアル、企画の見直しなどで視聴率が回復する可能性は十分あるでしょう。『ダウンタウンDX』だって今でこそトークバラエティのイメージですが、以前はクイズ番組だったときもありました。番組内容も、何度もモデルチェンジをしながら長寿番組になったと言えますし、他の番組だって新たな企画がハマれば、復活のチャンスはあるでしょう。ただ、良いリニューアルができず、斬新な新企画も生まれなければ、次の改編まで“ゾンビ”が公共の電波を徘徊するかもしれませんね……」(前出のキー局関係者)
“ゾンビ番組”は、再び、生を取り戻せるのだろうか……。