岩本照
岩本照

 故・ジャニー喜多川氏が企画や構成、総合演出を手掛けた人気舞台『滝沢歌舞伎』の映画化作品『滝沢歌舞伎ZERO 2020 The Movie』が年内に公開されることが5月28日、明らかになった。2019年まで8年連続で同舞台に出演してきたSnow Manが主演を務める。

「『滝沢歌舞伎』は2006年に『滝沢演舞城』として初演され、2018年の公演まで滝沢秀明副社長(38)が主演を務めました。滝沢氏が芸能界を引退した2019年の公演はSnow Manがメインキャストになり、滝沢氏は演出家として舞台に携わっています。

 今年も『滝沢歌舞伎ZERO 2020』が7月と8月に上演される予定だったのですが、中止になった代わりに映画の製作が決定しました。映画化のニュースは5月28日深夜からツイッターで話題になり、“スクリーンで観れる感動が絶対にあるから!!!楽しみにしてます!!”などのコメントが多数寄せられました」(女性誌記者)

 3月27日発売の『FRIDAY』(講談社)で、未成年の女性とホテルで飲酒をしていたことが報じられ、3月30日芸能活動の一定期間自粛が発表されたSnow Manの岩本照(27)。ツイッターで寄せられた意見の中には「岩本照のいない滝沢歌舞伎には、ならないで」や「岩本照を滝沢歌舞伎に出してください」といったコメントもあったという。

「2019年の 『滝沢歌舞伎ZERO』では第一部では殺陣や太鼓、ダンスといったパフォーマンスが行われた後、『五右衛門ZERO』という歌舞伎の演目に入りました。あまたの盗みを働き、最後には豊臣秀吉によって釜茹での刑にされた石川五右衛門の話をベースにしている物語です。五右衛門役も以前は滝沢氏が演じていましたが、2019年は岩本が五右衛門を演じました。

 第二部では『満月に散る鼠小僧〜望んでいたのは「笑いあり、涙なし」〜』という鼠小僧が消えて、不穏な日々を過ごす江戸の人々の姿を描いた演目になります。鼠小僧は滝沢氏が演じていたのですが、2019年は鼠小僧がいなくなった設定。そして岩本は、2代目鼠小僧になってくれ、と街の人に頼まれる、岡っ引きの新吉を演じています。

 このように滝沢氏がいなくなった『滝沢歌舞伎ZERO』で座長的なポジションを務めていたのが、岩本です。今回の映画化ではどんな演目をやるのかはわかりませんが、2019年に重要な役どころをやっていた岩本に出てほしいという声が出てくるのは当然でしょう」(前同)

  1. 1
  2. 2
  3. 3