■誰よりもエンターテイナーだった
2018年の西日本豪雨の際も、手越は「ジャニーズ」ではなく、完全なプライベートで被災地の広島県を訪れ、床下で泥まみれになりながら、土砂の掻き出し作業に勤しんだ。ファンがSNSに写真を投稿したことで明らかになったニュースだったが、手越本人はボランティア活動について自分から話さなかったことも、当時「実はマジメなんだな」と評価されていた。
「18年1月23日の『KちゃんNEWS』(文化放送)では、当時Jr.だったSixTONESの京本大我(25)やジェシー(23)ら、4~5人のJr.にボイトレ指導をしていることが明かされたり、16年のドッキリ番組『うわっ! ダマされた大賞2016夏』(日本テレビ系)では、“ニセ番組のロケで、銭湯の風呂がトラブルで真水”という状況でスタッフに“風呂は温かいことにして欲しい”とヤラセを求められた際、“ウソつくくらいだったら冷たいまま笑いにしたほうがいいと思う”と、真水風呂に入るガッツを見せたりと、マジメな姿を見せているんです。”ただチャラいだけじゃないんだ”と、ファンからも高評価でしたね」(前出の専門誌記者)
2015年6月号の『Myojo』(集英社)でNEWS・小山慶一郎(36)が1万字ロングインタビューで手越について、
「俺とシゲ(加藤シゲアキ)とまっすー(増田貴久)はさ、“これできる?”って言われたら、“いやー”“うーん”“どうですかねえ”みたいなとこから入るけど、手越は“大丈夫!”って即答する。しかも、それを努力して本当に成功させるんだよね。だから、あいつの“大丈夫!”は、本当に大丈夫なんだって思わせてくれる。マジですごいよ」
と、評している。
「チャラ男」とは真逆の素顔。手越は今日もどこかで「大丈夫!」と即答しているに違いない――。