■オンラインのテクニック

ゆま「そうだ。一つ聞きたいんですが、オンラインで人と話をする際、“こうするといい!”みたいなテクニックはありますか?」

三上「まず、イヤホンマイクは必須です。これをつけていないと、キーボードを叩く音などが結構、うるさく聞こえてしまうんです」

ゆま「私もオンライン対談をするために、イヤホンマイクを用意しました!」

三上「素晴らしい。ちなみに、背景は暗いほうがいいですね。そのほうが顔が明るく見えて、美白効果もあります」

ゆま「今度、黒いカーテンを買ってこようかな」

三上「どうしてもパソコンやスマホで撮影すると、自分の顔が暗く映るんですよね。だから、黒っぽい服を着たほうが、コントラストで顔は明るく映ります。さらに、リングライトなどの“照明”をそろえると、もっと良くなります」

ゆま「三上さんも、ライトを使っていますよね」

三上「はい。“男なんだから、顔にライトなんか照らしていられるか!”と思う方も多いと思います。でも、逆なんですよ。オジサンだからこそ、せめて明るく、顔がはっきり見えるようにしておくべきなんです。オジサンの暗い顔なんて、誰も見たくないですからね」

ゆま「なるほど~(笑)。オンラインで明るい顔を見たら“結構イケメンじゃん!”なんて女性に思われる可能性もありますよね」

三上「その通りです! コロナ騒動で、オンライン化が進んでいますけど、それによって新たな発見もあるんです。その代表例が落語です」

ゆま「落語!?」

三上「はい。当然、演芸場はどこも閉まっています。そんな中で橘家文蔵さんという落語家さんが4月の頭から、オンライン落語を始めたんです。独演会と同じようにゲストの落語家さん、前座の方、出囃子さんもちゃんと用意して、配信されたんですね。1回2000円で。1回目のときは、お客さんが70人程度だったのが、4回目のときには500人を突破したんです」

ゆま「ええ!? すごい。落語もオンラインで楽しむ時代になっているんですね」

三上「ピンチはチャンスという言葉もあるように、こういう大変な時期だからこそ、今までできなかったことや、思いつかなかったことに挑戦できるチャンスでもあると思うんですよね」

ゆま「本当に、そうですよね! 私もピンチはチャンスと思って、頑張ります。今日は、ありがとうございました!」

三上「こちらこそ!」(おわり)

みかみ・よう 東京都世田谷区出身、1965年生まれ。テレビ番組制作会社を経て、95年からフリーライター、ITジャーナリストとして活動を始める。専門ジャンルは、セキュリティ、ネット事件、スマートフォンなど。テレビや雑誌の出演多数。

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