■名バイプレーヤー・児嶋

 騒動発覚後、15年からアンジャッシュがMCを務めてきた『ココロ部!』(NHK)が、公式サイトから2人の名前を削除。騒動が児嶋の仕事に影響するのでは、という声もある一方で、児嶋なら1人でも大丈夫ではないか、とする向きもある。

「児嶋は、特に演技方面に秀でたものを持っていますよね。同じ“俳優芸人”にドランクドラゴン塚地武雅(48)がいますが、塚地はメインキャラとして個性のある演技をするのに対し、児嶋はいい意味で目立たない。中肉中背な体格もあって、いろいろな職業・性格のワキ役として、違和感なく溶け込めるんですよ」(映画ライター)

 近年では、18年の『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)で「主人公の幼馴染(内田理央)の兄で居酒屋店主・鉄平」や、19~20年の『仮面ライダーゼロワン』(テレビ朝日系)では「社長のイスを狙う嫌味な副社長・福添准」として準レギュラーで出演しているが、作品で重要な役割を果たすことも珍しくない。

「たとえば18年の米倉涼子(44)主演の『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)では、ドラマにとって重要な第1話で、“痴漢冤罪の被害者でマジメなサラリーマン”という役を好演しました。同年の『僕らは奇跡で生きている』(フジテレビ系)では、“アリを専門に研究している大学講師”、湊かなえの小説が原作の映画『少女』では、“クセのある国語教師・小倉一樹”も演じたりと、名バイプレーヤーと言えるかもしれません」(専門誌記者)

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