■ゲーム感覚で楽しむ

 渡部さんは、野球好きとしても有名です。なかでも、高校野球にはかなり熱を入れていて、地方大会の予選にまで足を運んで観戦するほど。

 チームや選手のデータを収集し、自分なりの分析を加え、まるで自分が監督であるかの如く試合観戦を楽しんでいました。

 こうした傾向が、恋愛にも表れていたのではないかと考えられます。恋愛を、試合やゲーム感覚で捉えていたのではないでしょうか。

 ピッチャーが相手のバッターに対して配球を組み立て、次第に追い込み、三振を奪うような勝負要素を、恋愛に求めていたのではないかと。

 目の前に現れた女性は対戦相手。どう攻めてどう崩していくかを思案し、実行に移してその過程を楽しむ。勝利をおさめたあとは、また新たな対戦相手を待つ。この野球での展開を、恋愛に置き換えてしまった訳です。

 また、今年はコロナの影響で夏の高校野球中止が発表されました。野球熱を発散する場がなくなってしまったことが、不倫につながったとも考えられる?

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