■CM中にフロアディレクターを一喝

 2018年9月、『バイキング』の火曜レギュラーだった小籔千豊(46)が番組を降板。小籔は降板後のAbemaTVの生放送で「(自分の発言に対し)坂上さんが明らかに嫌な顔をしているときがある。心が折れるときがある」と告白。『バイキング』に出演することが負担になっていたことをうかがわせた。

 2018年3月、日本レスリング協会の栄和人強化本部長のハラスメント問題を『バイキング』で取り上げた際、ブラックマヨネーズ吉田敬(46)は「この番組の本番中もパワハラみたいな感じで進んでいくこともあるじゃないですか」と発言し、坂上のパワハラ疑惑を揶揄する場面もあった。

「たしかに坂上さんは、CM中に、スタッフが凍りつくほどの大声でフロアディレクターを怒鳴ったりすることもあったといいます。まだ、坂上さんはとにかく絶対的な存在で、彼が首をタテに振らなければひとつの企画や取材も進めることができない。本番終了後、翌日や翌々日担当のディレクターは企画内容のおうかがいを行うため、坂上さんの楽屋に列をなしているんです。本番終了後といえば、坂上さんは楽屋でチューハイを飲むそう。そのため、番組終了に合わせて氷を運ぶのもADの仕事のひとつ、なんていう話もありますよね」(前出の制作会社関係者)

 番組内容について坂上がOKしないと進めることができないため、放送前日の夜の8、9時に翌日取り上げる内容が決まることもあるという。

「そこから動き出すわけですから、働き方改革に反する番組スタッフの長時間労働につながってしまっていますよね。また、その時間から識者に出演交渉をしたり、コメント取りをするわけですから、先方からは“非常識ですよね”と言われることもよくあるといいます。ただ、『バイキング』はそういう番組作りのやり方で成功していきましたからね……」(前同)

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