■嵐を超える!? 第7世代

 2019年1月27日に、2020年をもって活動を休止することを発表した。休止発表直後の1月31日に放送された『VS嵐』は平均視聴率13.3%を記録し、約4年ぶりに13%を超えた。また、2月2日放送の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)も14.9%と前週から3.3ポイントの上昇を見せ、ここでも高視聴率を記録。この時期のテレビは嵐の“活動休止バブル“一色だった。

「しかし、現在の若者を対象とした個人視聴率では、『突破ファイル』が『VS嵐』を完全に上回っています。特に10~20代の中ではEXITをはじめとした第7世代を見たくて木曜19時は日本テレビにチャンネルを合わせるという視聴者も少なくない。

 嵐の活動休止バブルが落ち着きを見せたという背景があるとしても、若手の第7世代がここまで数字を持っているとは、予想以上でしたね。若者層を狙うすべてのバラエティ番組は、彼らに出て欲しいと思っているのではないでしょうか」(前出の制作会社関係者)

 5月25日発売のファッション誌『smart』(宝島社)では、EXITがお笑い芸人としてはオリエンタルラジオ以来、14年ぶりに単独で表紙を飾っている。

「EXITのように、第7世代にはアイドル的な人気を博している芸人も多く、ジャニーズタレントばりの人気とさえ言えます。宮下草薙かが屋納言といった第7世代も、どんどん番組出演数を増やしています。

 ゆるい笑いが魅力の宮下草薙の草薙航基(28)はメルカリのCMにも出演中で、すでにお茶の間で馴染みの存在になっていますよね。今や、番組作りでは第7世代の名前が出ないことはありません」(前同)

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