■守りたくても守れない!?

 滝沢氏は手越を守りたかったのでは、という声もある。

「会見での手越の話の通り、滝沢氏はタレント寄りの立場で、手越も守ってあげたかったけど、できなかったのだと思われます。滝沢氏は事務所の副社長で、不祥事を起こしたタレントには平等に接しなければいけない、というのはあるでしょう。ただそれ以上に、滝沢氏にはタレントの処分を決める決定権がないとささやかれています。

 3月27日発売の『FRIDAY』(講談社)で、過去に未成年の女性とホテルで飲酒をしていたことが報じられ、芸能活動の一定期間自粛が発表された、Snow Manのリーダー・岩本照(27)の処分も滝沢氏の判断で決められた、との見方もありましたが、滝沢氏は岩本の処分にも関与していないのかもしれませんね」(芸能プロ関係者)

 2019年7月にジャニー喜多川氏が亡くなり、新体制に移行したジャニーズ事務所。前出の芸能プロ関係者は、

「ジャニー氏やメリー喜多川氏(93)の時代と違って、現体制はタレントの不始末には厳罰を下す姿勢だといいます。何かあっても隠すのではなく、潔く認めて反省をさせる。その方が、アイドルたちのためだという考え方なのかもしれません」

 とし、こう続ける。

「滝沢氏は、自らテレビ局に出向き、若手やジャニーズJr.の営業活動を精力的に行っているといいます。このように、滝沢氏は主に営業やプロデュース、新規事業といったジャニーズアイドルたちが、今まで以上に輝ける場所を見つけることを目標に業務に励んでいるのでしょう。しかし、経営面やタレントの処遇については他の幹部が見ているそう。自身は以前、バリバリのトップアイドルで現在は、若手のために日々汗を流しているため、タレントからの信頼が厚いのですが、いざというときに自分の意見を必ず通せるわけではなく、“守ってやれない”という葛藤もあるのではないでしょうか」

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