アンジャッシュ・児嶋一哉(47)やドランクドラゴン・塚地武雅(48)のように、本業はお笑い芸人だが、俳優としても成功している、いわゆる俳優芸人は、以前から一定のニーズがあった。最近では、今年1月に放送された『テセウスの船』(TBS系)で霜降り明星・せいや(27)の、ドラマ初挑戦とは思えない渾身の演技が話題となった。
「ドラマ初挑戦で、せいやはかなりの超重要人物を演じました。18年のNHK大河ドラマ『西郷どん』に主演した鈴木亮平と、5分以上も対等に渡り合う素晴らしい演技でした。せいやは塚地のように、個性やギャップを生かした濃いキャラが似合いますね」(制作会社関係者)
そして、霜降りと同じ“お笑い第七世代”であるトリオ芸人『ハナコ』の岡部大(31)は、児嶋のような“溶け込み”ぶりを期待する声が大きいという。
「岡部はクイズ番組『THE突破ファイル』(日本テレビ系)の再現VTRで、警官や刑事を演じていて好評ですが、今年に入ってからNHK連続テレビ小説『エール』や、7月から放送開始の『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)という話題作に立て続けに出演し、本格的に役者デビューしているんです」(前同)