横田めぐみさんのノンフィクション漫画『めぐみ』が15年ぶり復刊の画像
『めぐみ』前後編

 横田滋さんと早紀江さん夫妻が原作と監修を務めたコミックス『めぐみ』(画・本そういち)が、15年ぶりに復刊を果たした。

 同作は『漫画アクション』(双葉社)で連載され、2005年に単行本化した作品。1977年(昭和52年)に北朝鮮に拉致され、いまだに消息が明らかになっていない横田めぐみさんについて、誇張やフィクションを一切排除したノンフィクションコミックだ。

 滋さんは97年に『北朝鮮による拉致被害者家族連絡会』の代表を務めるなど、“拉致被害者の救出運動のシンボル”として尽力したが、2020年6月5日、老衰で87歳で逝去した。

 滋さんの死を受けて、アメリカのトランプ大統領は7月1日に早紀江さんのもとへ、

「めぐみさんを自宅に連れて帰るという重要な任務を続ける」

 との弔意と、被害者の帰国の実現に向けて、引き続き協力する考えを伝えている。

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