■原作よりも若い志々雄になる!?

 7月23日に公開されたその他のキャストは、剣心の宿敵・志々雄真実(ししお・まこと)を黒羽麻璃央(27)、志々雄の右腕・瀬田宗次郎を加藤清史郎(18)、ヒロインの神谷薫を綺咲愛里(29)、剣心の相棒・相楽左之助を岐洲匠(23)、を筆頭に、松下優也(30)、奥野壮(19)、鈴木梨央(15)、仙名彩世(31)、章平(29)、山口馬木也(47)、吉田メタル(48)などなど、舞台演劇向けの布陣で固められており、映画とはまた違った『るろ剣』に期待が高まる。

「志々雄役は、映画では藤原竜也(38)でした。志々雄は設定上30歳(剣心は29歳)ですが、映画も舞台も、剣心とは“年が離れる”ところが共通している。

 映画の藤原は佐藤の7つ上だし、ミュージカルでは黒羽は小池の7つ下。黒羽は雰囲気が若々しくなる可能性もありますが、アニメや漫画が原作のいわゆる2.5次元ミュージカルをメインに活躍していて、『刀剣乱舞』という“擬人化した刀”が戦うミュージカル作品で大活躍。殺陣も披露しているし、アクションや演技についてはまったく心配はいらないキャストですね。ちなみにドラマの仕事も多く、佐藤主演の大ヒットドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)でも、第1話と最終話に出演しています。意外な縁ですね」(演劇関係者)

 そのほかの俳優陣にも、期待が高まる。たとえば映画では武井咲(26)が演じていた薫役は、ミュージカルで演じる綺咲愛里は、元宝塚歌劇団星組トップ娘役。ミュージカルの実力については折り紙付きだろう。

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