■自然に出た「タッキーは副社長か!」

 ジャニーズ事務所社長の藤島ジュリー景子氏は、社内独立について「国分さんが初めに相談をしたら“とてもいいんじゃない”って、ひと言でした」と松岡が語り、続けて国分は「何回か話し合いを重ねるかと思ったんですが、すんなりで驚きました」と明かした。

 インタビュアーから「滝沢副社長は?」と、滝沢秀明氏(38)には報告したか問われると、「あ! まだ言ってない」と全員が声をそろえた。重ねて城島が「タッキーは副社長か!」と、2019年9月に滝沢氏がジャニーズ事務所本体の副社長に就任したことを忘れていたかと思われる発言をしたのだ。

 芸能プロ関係者は言う。

「3人の発言からも分かるように、副社長に就任した今も滝沢氏は彼らにとってはあくまでも後輩の“タッキー”であることに変わりはないんです。特にTOKIOぐらいの滝沢より上のキャリアのタレントや、先に退所した元NEWS手越祐也(32)のように、滝沢氏と現役時代をともにしてきたタレントからすると、“副社長と言われても……”という思いが相当あるといいます。

 ジャニー喜多川氏が亡くなり、ジュリー社長、滝沢副社長と一新された現在の経営体制には、やはりついていけない考えるタレントは多いと聞こえてきています。城島、国分、松岡の3人が株式会社TOKIOを立ち上げるに至ったのも、現状のまま事務所に残るという選択肢は考えられなかったということではないでしょうか。ただ、すべてを捨ててまで飛び出るほどではない。そのため前例のない社内独立という形を選んだのでしょう」

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