■『とくダネ!』枠は超重要
「実体験や特段の根拠もなくえらそうに言ったり、どこかで聞いたことがあるような調子のいい発言をするコメンテーターが多い中、自分の意見をしっかりと言うカズの姿勢に共感する視聴者は少なくありません。また、情報番組でもそうですが、彼はクイズ番組でも大活躍していて、頭の回転も速いですし、読書家の一面も併せ持っています」(前出の民放キー局プロデューサー)
フジテレビで、“一丁目一番地”と言われているのが『めざましテレビ』だという。局にとって1日の流れの中で重要な番組が『めざまし』で、そのバトンを受け取る『とくダネ!』の枠も非常に重要だというが、「そこがイマイチだと以降の番組にも勢いが出ないんです」と前出の民放キー局プロデューサーは続ける。
「ですが現状、同時間帯の世帯視聴率ではテレビ朝日の『羽鳥慎一モーニングショー』がトップで、日本テレビの『スッキリ』がそれに続き、『とくダネ!』は3番手。しかも同番組は、今、各局とともにフジテレビも最重要視する13~49歳までの視聴率でも『スッキリ』などに惨敗しています。勝負の改編が必要で、『とくダネ!』枠の新MCを局アナにするなどでお茶を濁すわけにもいかないでしょう。
フジテレビとしては、カズレーザーをMCに起用するぐらいの思い切った勝負をする必要があると思われます。横並びのライバル番組『スッキリ』の司会は加藤浩次(51)、『グッとラック!』(TBS系)も立川志らく(56)で、同じ芸人。朝の番組を見る視聴者も、もはや芸人だからどうとかいうアレルギーはないですしね。
上手く馴染まずに大失敗に終わってしまう可能性もありますが、カズレーザーのポテンシャルの高さと、現在の視聴者からの支持率の高さを考えれば、十分、成功の可能性はある。カズレーザーは現在36歳ですから、73歳の小倉の後継としては大幅な若返りを図ることもできますしね」(前同)
朝からカズレーザーという、フジテレビのウルトラC。はたして現実のものとなるか!?