■「デブだから出られているだけ」

 富田は「体重を増やすことは嫌ではないですし、怖くないです」と語り、役のための努力を惜しまない。しかし、努力して手に入れた太った体型に心無い意見が寄せられてしまうこともあったという。

「2018年1月2日付の『デイリー新潮』の記事によると、ふくよかな女性の役を演じ始めた当初は“デブだから映画に出られているだけでしょ”という陰口を言われてしまったといいます。今年4月12日付の『VOGUE GIRL』の記事では、富田は“けっこう繊細で、すぐ傷つく。何か落ち込むようなことがあると、ひとり公園で『ウッ……ウッ…… 』って泣いたりして、落ちるところまで落ちます”と自身の性格について語っており、相当なショックを受けたと思われます。しかし、こうした陰口も出演本数が増え、同性のファンが増えたことで、なくなっていったようです」(芸能記者)

 女優として日々邁進を続ける富田だが、役者魂が燃え上がりすぎるために、弊害もあるという。

「2019年7月12日発売のファッション誌『GINZA』(マガジンハウス)で、富田は“舞台だろうと収録だろうと作品に関わっている間は富田望生じゃなく、その役で生きたいという思いがしばらく強かったんです”と語るほど、役に徹底的に性格に入り込むそうです。しかし、『3年A組』に出演した際、“役に引きずられて、私生活でもごはんを食べたくなくなったり、布団で寝るのにも罪悪感を持ってしまった”といい、私生活にも影響が出てしまったと明かしています」(前同)

 富田は、3月27日の『VOGUE GIRL』の記事でも「一つの作品に入ってしまうと休みの日もずっとその作品のことばかり考えてしまったり、役に引っ張られて家族に対して強く当たってしまったりするようなところがある」と役に入り込みすぎるがゆえの苦悩を語っている。

「2019年7月の『GINZA』では、『3年A組』がきっかけで“自分と役との切り替えをしっかりやらないとしんどいんだなって気づきました”“(役に引っ張られることを)コントロールできる人に今度はならないといけないなって”と意識が変わってきたことを明かしていましたね」(同)

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