■番組終了ではスポンサーが離れてしまう
『嵐にしやがれ』にはセブンイレブン、花王、コカ・コーラなどの大手企業が、『VS嵐』にも日清食品、P&Gなどのナショナルクライアントがついている。
「“番組を終わらせます”となったら、それまでついていたスポンサーは一度離れますよね。たとえば、その枠でジャニーズの若手人気グループ・King&Prince(キンプリ)の新番組を“始めます”となっても、以前と同じスポンサーが集まるとは限らない。ただ、嵐の冠番組が継続となれば、スポンサーは離れない可能性も十分ある。
コロナ禍でテレビ各局の台所事情は火の車です。この状況下でスポンサーをあえて手放すような対応は絶対したくないんです。そのため『鉄腕ダッシュ』は長瀬が退所したあとも継続し、城島、国分、松岡には“講師”という形で番組に残り、キンプリ、Snow Man、SixTONESといったジャニーズの若手を新たな出演者として迎えるといった案が検討されているといいますし、すでにその流れは始まっていますよね。
『嵐にしやがれ』と『VS嵐』の後番組も『鉄腕ダッシュ』と同じように、“若手ジャニーズの見本市”のような形にするのではないでしょうか。毎週、大野以外の4人のいずれかのメンバーと若手ジャニーズが共演して若手のネームバリューを上げていく、という戦略ですね」(前出の民放キー局プロデューサー)