■業界の悪しき体質が浮き彫りになる形に
結局、キュウリのトークは大ひんしゅくを買い、SNSでは、
《終始へらへらしてるのはまぁまだ理解の範疇だがスタジオに戻ったあと心配する空気をぶった切ってキュウリの話しを始めたとき恐怖を感じた》《スタジオでは回りフォローしてるのに1人でキュウリの話?》《アナウンサーの人が、リポーターに対して心配のコメントしてるのを遮ってまでキュウリの話し出したのは心底ドン引きした》
と、安藤の空気の読めなさや、ディレクターに対するフォローのなさに対する怒りの声で溢れてしまった。
「“過酷な現場をスタジオで笑う”“理不尽にリポート続行の要求”という、近年パワハラ体質が疑問視されているテレビ界の問題が凝縮された放送になってしまいました。
この件について、脳科学者の茂木健一郎氏は、“安藤優子さんご自身の問題であるというよりも、日本の地上波テレビ全体の『ノリ』の問題だという印象がある。現場に行くと、そういう感じが実際にあるし、バラエティやお笑い番組もそういう調子。そのあたりの文化を変えられたらいいのにと思う”としているほか、ほんこん(57)は“状況読めないのか。明らかに異変が見られる。これは炎上するわ”と、それぞれつづっています」(専門誌記者)
ちなみに、同番組の20日の放送では19日の一件についてまったく触れることなく、番組は終了。事実説明や謝罪もなかったことから、さらに炎上騒動に油を注ぐ形となっている。
20日の『東スポWeb』によると、女性ディレクターは熱中症の症状はなく体調に問題はなかったようだが、熱中症は一歩間違えれば死もありうる危険な病気。それだけに、今回の安藤の行動に反感を抱く視聴者は多い。
『グッディ』の打ち切りが決定して、古巣のフジからも去る女帝・安藤。今回の一件で、さらに評判を落としてしまったかもしれないーー。