■“半沢”堺雅人との伝説のシーン

 香取が出演した三谷作品は、1999年に放送された『古畑任三郎 VS SMAP』や2000年放送の『合い言葉は勇気』(いずれもフジテレビ系)といったドラマをはじめ、草なぎとの2人芝居に挑戦した2015年の舞台『burst!〜危険なふたり』、1700年にわたる日本の歴史をミュージカルで描き出した、2018年の舞台『日本の歴史』などがある。

「香取と三谷氏のタッグでとりわけ知名度が高いのは2004年に放送されたNHK大河ドラマ『新選組!』ではないでしょうか。この作品で香取は局長の近藤勇を好演。三谷氏は、隊士ら登場人物の人間関係やキャラクターを丁寧に描き、新選組を題材にした作品の中でも屈指の人気作です。

 その人気は現在も続いており、2019年5月27日に香取がインスタグラムで土方歳三を演じた山本耕史(43)、深雪太夫役の優香(40)とのスリーショットを投稿したころ大反響を呼びました」(芸能ライター)

 放送から16年経ってもなお、人々の心に残り続ける『新選組!』。中でも伝説と呼ばれる回があるという。

「全49回放送された『新選組!』ですが、中でも2004年8月22日に放送された33回“友の死”は高い人気を誇っています。

 この回は堺雅人(46)が演じる総長・山南敬助の切腹シーンが放送され、切腹する最期まで、ほほ笑みを絶やさなかった堺の名演技が当時、大きな反響を呼んだといいます。最後に副長の土方と香取演じる近藤が肩を寄せ合い涙するシーンがあるのですが、2人の深い心情が伝わってきて、見ているこちらも涙を誘われてしまいました」(前同)

『新選組!』と並んで、放送から長い月日を経ても人気を集める作品があるという。

「2002年10月から2003年3月まで放送されていたドラマ『HR』(フジテレビ系)です。9月から配信予定の『誰かが、見ている』と同様のシチュエーション・コメディであったせいか、“HRはほんと面白かった”“香取くんのシットコムはHRも好きだった”など最近になってツイッターで話題になっているんです」(同)

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