■「テレビ見てるけどつまらな過ぎて泣けてきた」

 一連の出来事に、「(ヒカキンは)世渡り上手ね」「ヒカキンもただの人間だったか」などの意見も見られる。

「8年も前のツイートですから、おそらくヒカキンは存在さえも忘れていたんでしょうね。

 8年前のヒカキンはほぼテレビには出ていない時期。同年の12月にも“久しぶりにテレビ見てるけどつまらな過ぎて泣けてきた(〇_〇)これはヤバイね”というツイートを行っていますが、当時はYouTuber専業でイケイケのイチYouTuberだった。現在のようにテレビにも出演する状況は考えていなかったのではないでしょうか。だから、素直な気持ちで『24時間テレビ』がつまらない、というような内容のツイートをしたのではないかと。

 ただ今は、ヒカキンの状況が当時とはまったく変わりました。多くのテレビ番組に出るようになりましたし、今から7年前に創立したYouTuber事務所UUUMの件もありますからね。結果的にですが、揶揄したようなツイートを削除してまで『24時間テレビ』に出演したのは、UUUMの苦しい状況が関係していそうですね……」(前出のITライター)

 ヒカキンの苦しみの原因は、自身がファウンダー(設立者)、最高顧問を務める大手YouTuber事務所のUUUMの苦境にあるのかもしれないと、WEB編集者は言う。

「UUUMは今年に入ってから、チャンネル登録者547万人(8月24日現在、以下同)を誇る木下ゆうか(35)をはじめ、関根りさ(30)、エミリンこと大松絵美(26)や釣り動画などで人気のハイサイ探偵団、JULIA(ジュリア)とCODY(コーディ)のカップルYouTuber・JULIDY(ジュリディ)ら多くのクリエイターたちが辞めています。

 こうした離脱の背景にはUUUMがクリエイターに要求するマネジメント料の高さがあるのではないか、と言われています。システムが変わらない限りは離脱はまだ続くかもしれない、との話も聞きますね」

 問題はこれだけではないという。

「UUUMの株価は2019年2月に6870円の最高値を記録していましたが、今年に入って状況が一変。3月13日に1682円の年初来最安値を更新するなど大きく下落しています。8月も2000円台で推移していますから、厳しい状況が続いていると言えるでしょう」(前同)

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