■焚き火を見つめながら食べるメシは格別だし、酒もうまい
ソロキャンプで、食事は欠かせない一大イベントであり、大きな楽しみになる。「一人ですから、好きなときに好きなものを食べればいいんです」(ヒロシ氏)
そこにも決まりは、ほとんどない。キャンプ初心者なら、欲張りすぎないのが得策だが、どうしてもやりたければ、凝ったメニューに挑んでもいい。また、翌日に差し支えない程度に、好みの酒をしみじみ嗜むのもいいだろう。
キャンプ場での調理とセットになるのが焚き火だ。「何もしなくても、焚き火があればいい」(前同)
調理だけなら、バーナーやカセットコンロでもなんとかなるが、焚き火は暖房や癒やしを兼ねたもので、他には代えがたいのだ。
なお、焚き火の際は、火打ち石を使用して着火するソロキャンパーも多い。原始的なやり方で起こした火には、ロマンがあるのだ。「ただ、火打ち石で火を起こしたり、焚き火を安定させるのは初心者には難しい。念のため、ライターや着火剤は持っていったほうがいいと思います」(杉村氏)