■視聴率2桁が当たり前だった『あさイチ』だが……

 9月4日発売の『FRIDAY』(講談社)では、業界関係者が注目している時間帯の世帯視聴率と、コア層の個人視聴率を掲載。

 8月17日における朝の時間帯を見ると、世帯視聴率ではテレビ朝日の『羽鳥慎一モーニングショー』が11.5%でトップ、次いで日本テレビの『スッキリ』が8.7%、NHKの『あさイチ』が7.9%、フジテレビの『とくダネ!』が6.1%、TBSの『グッとラック!』が3.4%という序列になっている。

 一方、コア視聴率になると、『スッキリ』が5.3%、『モーニングショー』が2.7%、『とくダネ!』が2.4%、『あさイチ』が1.6%、『グッとラック!』が0.8%と、『スッキリ』が時間帯でトップとなるのだ。

「気になるのは、NHKの『あさイチ』ですよね。世帯視聴率では3位につけているのに、個人視聴率では『とくダネ!』にすら負けているんです。NHKに高齢者の視聴者が多いのは当然、とも言えますが、世帯視聴率で見ても7.9%は、“過去”と比較するといい数字とは言えないんです。

 V6井ノ原快彦(44)と有働由美子アナ(51)がMCを務めていた2018年4月までは、世帯視聴率2桁台が当たり前で、過去には19.3%というとんでもない数字をたたき出したこともありましたからね。ところが、博多華丸・大吉近江友里恵アナ(32)に代わってからは1桁台を推移しているんです。

『FRIDAY』が取り上げた8月17日の『あさイチ』は1週間ぶりの生放送でした。にもかかわらず、7.9%というのはちょっと心配になる数字ではありますよね」(前出の制作会社関係者)

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