■いずれTBSはお笑い界も席巻するかもしれない
「結果的に今回の『キングオブコント』は2位となったニューヨークですが、TBSも『M-1』で評判が良かった彼らだからこそ、62万円をかけたのかもしれません。TBSは、今年は同時期に放送した『MIU404』、『半沢直樹』、『私の家政夫ナギサさん』がすべて話題作となり、“ドラマのTBS”の印象が強い。しかし、いずれ“お笑いもTBS”になりそうですね」(制作会社関係者)
TBSでは『水曜日のダウンタウン』が安定した人気を誇っているが、今年6月からは第七世代が集結した深夜バラエティ『霜降りミキXIT』を開始したり、7月からはバナナマンとサンドウィッチマンをMCに『バナナサンド』をレギュラー化したりと、『水ダウ』以外のお笑い新規コンテンツ開拓にも抜かりはない。
そもそも、『キングオブコント』も、ダウンタウンを総合司会にした、お笑い芸人がネタを披露する企画だけの番組を8時間にわたって生放送する異例の特番『お笑いの日2020』のトリとして放送された番組。コロナ禍でありながら非常にチャレンジ精神を見せている。こうした気合いが、「62万円」にも表れたのではないだろうか。
成長を続けるニューヨークと、TBSのお笑い部門。どこまで成長していくのか、楽しみでならないーー。